陽射しをコントロールして快適に暮らす方法
長持ちする家 研究家 瀬﨑です。
今回は長持ちする光熱費の話。
光熱費を安く抑えるには、だいたい下の4項目に気をつけると
いい家になります。
光熱費を安く抑える4項目
①家の断熱性能に最も大きく関係する窓の性能をUPする。
②断熱材を厚く、隙間なく施工する。
③熱交換型と呼ばれる換気システムを導入して、換気による熱の移動を抑える。
④夏の陽射しをなるべく家に取り込まないようにすることと、
冬の陽射しを できるだけ家に取り込むこと
今回は、④についての話をします。
夏の陽射しをなるべく家に取り込まないようにすること。
これ、かなり重要なのですが、なかなか実践できていません。
家の性能が高くなってくると、
一度取り込んだ熱が外に逃げにくくなってきますので、
取り込む必要のない熱は、できるだけシャットアウトしなくてはなりません。
これが、夏の陽射しを家に取り込んではいけない理由です。
では・・・
シャットアウトってどうしたらいいの?
お答えします。↓
①庇(ひさし)や、軒の出で、日射をシャットアウトする。
②カーテンや、ロールスクリーン等で部屋内から日射をシャットアウトする。
③簾(すだれ)や、外付けブラインド等で、外部から日射をシャットアウトする。
この中で、圧倒的に効果が高いのが、③の外部からの方法です。
①の庇や、軒の出でシャットアウトする方法は有効なのですが、
方角の影響が大変大きく、どの窓でも機能するわけではありません。
②の部屋内からシャットアウトする方法でカットできるのは、およそ45%
それに比べて、③の外部からの方法だと、なんと83%もカットが可能です。
83%です。
すごいです。
日射はわずか17%しか入ってきません。
これはもちろん③の外部から日射をシャットアウトする商品です。
LIXILの商品ですが、最近になってかなり売れてるようです。
日射を遮ることの有効性を、わかっている方が増えたのでしょう。
この商品を採用すれば、
エアコンの使用頻度が間違いなく減ります。
後からでも取り付け可能ですので、リフォームでの設置もおすすめです。
夏の日中は極力、日射を部屋に取り込むべきではないと、
言うことがおわかり頂けたと思うのですが、ここで確認です。
あなたの家、誰もいない部屋のカーテン、
開けっ放しになっていないですか?
これは、夏には絶対してはいけません。
日射がどんどん家の中に入ってきますので、
どんどん家が暑くなります。
初めにお伝えしたとおりです。
家の性能が高くなってくると、
一度取り込んだ熱が外に逃げにくくなってきますので、
取り込む必要のない熱は、できるだけシャットアウトしなくてはなりません。
これが冬だと全く反対で、とにかく昼間はカーテンを開けて、
日射を部屋に取り込みます。
日が暮れたら、すぐにカーテンをしっかり閉める。
シャッターが付いていれば、それも閉める。
こうして、昼間取り込んだ熱を、できるだけ外に逃がさないように、徹底する。
快適に過ごすには、家の性能はもとより、住人の住まい方も影響してきます。
住まい方については、その人の性格にも関係してくるので、なかなか
奥が深いです。
また、そのあたりについても情報発信していきたいと思っています。
あっでも、これは、人によってかなり内容が変わってくるものなので、
直接お会いできた方との話になるかな・・・